2008年10月25日

九州国立博物館の「国宝 天神さま 」展

ただ今、九州国立博物館で開催中の特別展
「国宝 天神さま〜 菅原道真の時代と天満宮の至宝 」を見に行きました。
天神さまのお膝元にある博物館ならではですね。

天神さまって不思議です。
神様なんですが、元は菅原道真(845〜903)公という普通の人間だったのですから。

なんといっても面白いのはやはり絵巻。

IMG_5065.jpg
写真は九州国立博物館から提供していただきました。

これは「北野天神縁起絵巻 承久本」。(じょうきゅうぼん)
京都、北野天満宮所蔵の鎌倉時代に作られた国宝。
普段は門外不出ということなので、この機会を見逃したくないもの! 

雷神に姿を変えた道真公が清涼殿に姿を現すのですが、
雷に打たれ逃げ惑う宮中の人々の姿が生き生きと描かれ、
映画でも見ているようで面白いのなんのって!

道真公が藤原時平に讒訴(ざんそ)され、大宰府へ権帥として左遷され、
大宰府で亡くなってからというもの、
都では天変地異に襲われます。
それがいつしか「道真の怨霊の仕業…」と噂されるようになります。
黒い雲に乗り、清涼殿の藤原時平を襲う雷神。
その武器は雷。
殿上人や公卿たちはすたこらさっさと逃げ惑いますが
時平は太刀を振りかざして虚空をにらむのです。

史実として清涼殿に本当に雷が落ちたことがあったのでしょうか?

さて、この絵巻は日本ヒューレットパッカード社(わたしはMacユーザー時代、
この会社のプリンターを使用していました)が
全巻最新のデジタル技術で複製しています。
この複製は「平成記録本」と言われていますが、
今、これも1階のミュージアムホールで、
全巻一挙に11月3日まで展示されているのです。
絵巻の全容を知りたい方、
最新の複製技術を見たい方、
ぜひお出かけしてみては?
タグ:九博
posted by 理乃 at 23:05| 福岡 | Comment(2) | ●九州国立博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする