
まろ、ん?―大掴源氏物語
まさに源氏物語が大づかみできる漫画です。
なんと光源氏は栗の姿で描かれています(笑)
そしてまろと呼ばれています。
54帖もある源氏物語、どういうことが描かれているのかを
ざっと知ることができます。
これを見ても大宰府に滞在していた玉鬘は何度も登場し、
源氏物語の中でも重要人物とわかります。
玉鬘は源氏の想い人、夕顔の遺児。
源氏との逢瀬の途中急死した夕顔。
玉鬘は4歳で乳母一家に伴われて大宰府へやってきます。
乳母の夫太宰少弐が死去した後、
上京できないまま20歳になります。
その美貌ゆえに求婚者が多く、
中でも肥後の豪族大夫監は強引で、ついに京へ逃げ帰ります。
しかし夕顔を探す当てもなく、
参詣の旅の途中夕顔の侍女で今は源氏に仕える右近に再会。
右近の報告を受け源氏は玉鬘を自分の屋敷に迎え入れ、
後に玉鬘は髭黒と結婚することになります。
16年もの間、大宰府にいたという設定の玉鬘。
物語ではあるけれど、
どのあたりに住んでいたのか気になるところです。