2020年01月06日

「死者の書」折口信夫

死者の書 (角川ソフィア文庫)
死者の書 (角川ソフィア文庫)

年末年始で読んだ「死者の書」。
「かぞくわり」という「死者の書」をヒントにした中将の姫の生まれ変わりが主人公の映画を見たとき、
「した した した」という大津皇子が葬られた石室の壁にしたたる水音のオノマトペが心に染み、
未読だった「死者の書」をぜひとも読まねばと思ったのでした。
この言語感覚はまさしく詩人のもの。
「死者の書」は詩人にしか書けない小説だと思いました。
不思議で妖しく、美しすぎるイメージに満ちた、
人が人を恋うる物語。
そこに大伴家持が登場してきたのは予期せぬことでした。
強烈な読書体験をもたらした一冊。
posted by 理乃(ニックネーム) at 23:29| 福岡 ☔| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする