2020年02月29日

「鬼滅の刃」の聖地、竈門神社

今や「鬼滅の刃」の聖地となった竈門神社へ、
その人気ぶりを確かめてきました。

20200228_161707 - コピー.jpg

20200228_162420 - コピー.jpg

その目印は絵馬。
なるほど、絵馬掛所には鬼滅のキャラが書かれた絵馬がいっぱい。

20200228_162233 - コピー.jpg

それも微笑ましいものばかり。

20200228_162246 - コピー.jpg

そしてその前で写真を撮るファンの男の子たち。
これはやっぱり、以前の竈門神社ではありえなかった光景。
コロナウィルスで大騒ぎだけど、
夕暮れの雨模様の竈門神社は静かで、
早春の息吹も爽やかで、新鮮な空気に満ちてました。

20200228_162120 - コピー.jpg

posted by 理乃(ニックネーム) at 11:40| 福岡 ☔| Comment(0) | ●竈門神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月27日

「断碑(だんぴ)」松本清張

松本清張の「断碑」の主人公、
木村卓治のモデルは森本六爾(ろくじ)。
考古学への愛がありながら、不遇の中で32年の生涯を閉じた人。
清張の描く木村卓治は思うように進学できず、
周囲と摩擦を起こす性格のゆえ、
学界へのルサンチマンに身をたぎらす。
卓治と知り合い、結婚した浅川シズエのモデルは
小山貞輔(モデルは中島利一郎)の姪ミツギ。
中島利一郎は太宰府市国分の生まれ。
水城小学校から修猷館、早稲田へ進み、黒田家記録編纂主任となり、
その後宮内省臨時帝室編集局に入り、
「明治天皇紀」の編集に従事した。
国分寺の「聖武帝勅建筑前国分寺碑」の背面の碑文を記している。
自宅の「琳琅書屋(りんろうしょおく)」には松本清張も出入りしていた。
姪の浅川ミツギさんは下大利の出身。
福岡高等女学校から東京女子高等師範学校へ進んだ才媛だったそう。
朝倉高等女学校に勤めたのち、
叔父の中島利一郎を頼って上京し、
東京女学館で物理・化学を教えた。
教師をして家計を支え、森本の仕事の手伝いもし、
子育てもしと、苦労を重ね結核にかかり、森本より一足先に31歳で亡くなった。

*桜井市立図書館HP参照

張込み―松本清張短編全集〈03〉 (光文社文庫) - 松本 清張
張込み―松本清張短編全集〈03〉 (光文社文庫) - 松本 清張

*「断碑」は「松本清張短編全集〈03〉」に収録されている。
posted by 理乃(ニックネーム) at 17:59| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

鬼滅の刃

「鬼滅の刃」TVアニメ版(1話〜26話)、アマゾンプライムですべて見終わった。
面白かった!
メッカとなった竈門神社は多くの人が押し寄せているそう。
大宰府の鬼門、主人公の名前などのキーワードでメッカになっているが、
鬼殺隊の武器、刀も竈門神社は大いに関係あり。
わたし個人としては竈門家に代々伝わるヒノカミ神楽も気になるところ。
物語が始まる前に亡くなっている炭治郎の父、 炭十郎がヒノカミ神楽を舞うシーンは美しい。
宿敵、鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)が根城とした家の描写など、作画にもひかれる。
独創的なネーミングとキャラクターデザイン、ファンがメッカに押し寄せる心理も理解できる。
さて、アニメ版で炭治郎が乗り込んだ無限列車。
そのストーリーは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」で見られるので楽しみだ。
坂本八幡宮でもまさか、竈門神社でもまさかが続いている太宰府より。
posted by 理乃(ニックネーム) at 16:02| 福岡 | Comment(0) | ●竈門神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「美貌の女帝」永井路子

新装版 美貌の女帝 (文春文庫) - 永井 路子
新装版 美貌の女帝 (文春文庫) - 永井 路子

今も皇位継承で女系天皇を認めるかの問題があるが、
古代には女性天皇はいた。
草壁皇子の正妃だった元明天皇。
そして元明天皇の後を継いだ本書の主人公、元正天皇。
父は天武天皇と持統天皇の子の草壁皇子、母は元明天皇。
それまでの女帝が皇后や皇太子妃であったのに対して、
美貌でありながら独身を通した女性天皇だった。
出生の蘇我氏の宮廷における力を守るために闘った生涯。
永井路子は元正天皇の生涯を女性の視点から描く。
政治の陰謀渦巻く時代に、女帝の力を見直し、再評価する。
元正天皇は単なる中継ぎではなかったということが描かれる。
元正天皇サイドの人物として旅人も家持も登場。
天平の太宰府の理解を深める一冊。
posted by 理乃(ニックネーム) at 11:26| 福岡 | Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月12日

フェンネルのフリット

2月8日、「ハウル」であった仲間うちの懇親会。
そこで珍しいものをいただきました。
フェンネルのフリット。

20200208_185640 - コピー.jpg

右の玉ねぎのようなもの。
あっさりしてやわらかくて、癖のない味。
古代エジプト時代から食べられていて、
歴史上最も古い作物の一つ。
日本には平安時代に渡来していて、胃腸にいいそう。
ハーブとしての葉っぱはよく知られているけど、
なかなか鱗茎は食べないのでは?
今度お店で鱗茎を見つけたら、
わたしも料理してみようと思います。

◆居酒屋 howl ハウル
太宰府市五条18−1−18−2
TEL: 092-710-1647
posted by 理乃(ニックネーム) at 12:21| 福岡 ☔| Comment(0) | ★グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月11日

「芋粥」 芥川龍之介

羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫) - 芥川 竜之介
羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫) - 芥川 竜之介

梅香の宴の饗宴に出されたかもしれない芋粥。
芥川龍之介の作品に「芋粥」があるので、読んでみた。
今昔物語をベースに書かれた小説だ。
主人公は藤原基経に仕える名もない五位の男。
背は低いし、赤鼻で、目尻は下がり、頬はこけ、
風采の上がらなさといったらなく、
人々から無視され、馬鹿にされていた。
そんないじめられ男の五位の唯一の希望は
芋粥を飽きるほど食べてみたいということ。
ある饗宴の席で同じ基経に仕える藤原利仁に
芋粥を飽きるほど食べさせようと誘われる。
利仁は敦賀の婚家まで五位を連れていく。
下人に切り口三寸、長さ五尺の山芋を用意させると、
なんと二三千本も集まった。
庭には巨大な鍋が用意され、下女たちが甘葛で山芋を炊き始めた。
その様子を見ているだけで五位の食欲は失せていき、
並々とつがれた芋粥を前にすると、
食す前から満腹となり、目をつぶっていやいやながら食べた。
さらに勧められるも、
それ以上はもどしてしまいそうで無理だった。
そしてその場へ来る前の京で愚弄されながらも
芋粥に憧れていた幸福な自分を懐かしく思い出した、というお話。

人間の幸福とは何なのだろう?ということを考えさせる作品。
にしても度を越したもてなしをする基経は究極のいじめっ子。
悪人ばかりが登場する物語の中で唯一、五位側に立つ無位の青年がちらりと登場する。
この青年は悪態をつかれても、
「いけぬのう、お身たちは」と気弱に言うだけの五位の姿を見て、
心を寄せ、世の中の下等なことを思うのだ。
物語からはずれたところにいるこの青年を登場させた芥川。
これこそが芥川の分身なのではないだろうか。
いじめる人々よ、それは下等なことなのですよ。
まさに現代に通じる文学だ。

※芋粥:山芋をツタの樹液を煮詰めた甘葛煎で炊いた古代スイーツ。
posted by 理乃(ニックネーム) at 14:11| 福岡 ☀| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月10日

聖武帝勅建筑前国分寺碑

国分寺にある聖武帝勅建筑前国分寺碑は1928(昭和3)年に建てられています。

20200126_134353 - コピー.jpg

表は黒田長成の書。
背面の撰は中島利一郎。

20200126_134428 - コピー - コピー.jpg

この方は国分の出身で、宮内省で明治天皇紀の編纂にあたった方。
東京世田谷区の自宅を訪れていたのが松本清張といいます。
posted by 理乃(ニックネーム) at 11:49| 福岡 ☁| Comment(0) | ●国分寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月09日

「氷輪」永井路子

氷輪 (上) (中公文庫) - 永井 路子


氷輪 (上) (中公文庫) - 永井 路子氷輪(下) - 永井路子
氷輪(下) - 永井路子

井上靖の「天平の甍」の続編とも言えるような物語。
苦難の末、日本へやってきた鑑真と弟子の僧たちのその後とはいかなるものだったのだろうか。
彼らを招いた聖武天皇が政治の表舞台を去ったあと、
藤原仲麻呂が権力を握った時代。
奈良の都は政争渦巻き、彼らは時代の波に翻弄される。
唐招提寺はたやすく完成したわけではない。
来日後の鑑真は決して厚遇されたわけでなく、唐招提寺はその死後弟子たちの努力により、親王の館を譲り受けなんとか建てられたのだった。
鑑真が普及させたかった戒はついに日本には根付かなかった。
資料を紐解き、政治小説とも歴史小説とも取れる本作はすばらしいの一言。
鑑真とその弟子の足跡を追ってみたいなら恰好の一冊。
posted by 理乃(ニックネーム) at 16:38| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする