2020年03月30日

かつてあった「四王寺山のお滝場」@四王寺山勉強会

大宰府展示館で『かつてあった「四王寺山のお滝場」』を買ってきました。

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夢中で読みました。
なんて丹念な調査!
その仕事ぶりに敬服!
御笠5丁目の龍頭不動明王院は以前行って、
なんだろうと気になっていたのが解決しました。
国分のおこもり堂は最近見たことがあるという話を聞いたばかりでした。
宇美の極楽寺址には行けそうです。
民間でこんな調査ができるなんて、
太宰府の底力を感じました。
オススメの一冊!
冊子は大宰府展示館で購入可。400円。
閉館中ですが、事務所を尋ねることはできます。
ラベル:お滝場 四王寺山
posted by 理乃(ニックネーム) at 00:22| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月22日

水城跡の菜の花

昨日の水城跡です。

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菜の花は見頃を迎え、
むせかえるような香りが充満しています。

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とても広い水城跡です。

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posted by 理乃(ニックネーム) at 12:31| 福岡 ☁| Comment(0) | ●水城跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月09日

「火定」澤田瞳子

火定 - 澤田 瞳子
火定 - 澤田 瞳子

新型コロナウィルス騒ぎで、
ちまたではカミュの「ペスト」に人気が出ているが、
かつて天平時代に日本でおこったパンデミック天然痘を忘れてはいけない。

直木賞候補となった澤田瞳子の「火定」は天平の天然痘流行を描いた傑作。

天平の天然痘流行では日本の総人口の25〜35パーセントにあたる
100万〜150万人が感染で死亡したとされている。
この物語の登場人物は従来の政権中枢にいた藤原四兄弟などではない。
施薬院で働く医師や役人だ。

当時、痘瘡(もがさ)と呼ばれていた天然痘は高熱が出て、
いったん落ち着く。
しかしそれから全身に膿疱が出て、再び高熱を出し、
内臓にも広がり重篤な呼吸不全によって死に至る。
飛沫感染や接触感染により感染し、7 〜16日の潜伏期間があるというところ、
肺炎で亡くなるという点は新型コロナウィルスと類似点がある。

若き官人蜂田名代(なしろ)は施薬院の仕事に嫌気が差していた。
しかし痘瘡が発生し、
なんとか患者を救おうとする医師、綱手(つなで)や周囲の人々と接するなかで、変わっていく。

作者は名代にしろ、綱手にしろ完璧な人間として描かない。
けれど、身に降り掛かった出来事の中で懸命に生きていくうちに、
自らの弱さや欠点に気付き、その先を切り開いていく。
人はみな弱い。妬み、保身、差別、そんなものにとらわれる。
物語の最後に書かれた言葉が胸に染みる。

「医に携わる者は決して、心強き者である必要はない。
むしろ悩み多く、他を恨み、世を嫉む人間であればこそ、
彼らはこの苦しみ多き世を自らの医術で切り開かんとするのではないか」。

この本を読むことは令和のパンデミックに天平のパンデミックを振り返り、
人間という存在を考えるいい機会かもしれない。

今、医療の現場で奮闘している医療関係者に敬意を表したい。
posted by 理乃(ニックネーム) at 12:58| 福岡 ☀| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月05日

応天の門12」灰原薬

応天の門 12 (BUNCH COMICS) - 灰原 薬
応天の門 12 (BUNCH COMICS) - 灰原 薬

やっと12巻が出た。
この巻では税の取り立てに苦しむ民衆が出てくる。
ほんのわずかの富める者と、食べるものにも事欠くほとんどの貧者。
そうしてできた隠れ里が舞台となっている。
人類は1000年ときを重ねても、
そうした貧富の差を解消できない。
ラベル:灰原薬 応天の門
posted by 理乃(ニックネーム) at 11:56| 福岡 ☔| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

太宰府病院

1946年(昭和21年)1月21日、
杉田久女は福岡県立筑紫保養院で亡くなりました。
享年56歳。
最後を過ごした福岡県立筑紫保養院(現福岡県立精神医療センター太宰府病院)とは
どんなところだったのだろうと、
見に行ってきました。

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少し高台にあり、静かな場所で、
敷地内で誰かがギターを奏でていました。

「花衣 ぬぐやまつはる 紐いろいろ」久女
posted by 理乃(ニックネーム) at 17:59| 福岡 ☁| Comment(0) | ●五条 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月02日

「菊枕」松本清張

張込み―松本清張短編全集〈03〉 (光文社文庫) - 松本 清張
張込み―松本清張短編全集〈03〉 (光文社文庫) - 松本 清張

「断碑」を読むために買った松本清張短編全集03。
その中に「菊枕」という小説があった。
この物語もルサンチマンに囚われた人物が主人公だが、
思いがけず太宰府と関連があった。

主人公ぬいのモデルは杉田久女(すぎたひさじょ)。
高浜虚子に師事した近代俳句創成期の俳人。
美術家として期待して結婚した夫が
田舎の美術教師におさまり不満を募らせ、
俳句を始め頭角を現す。
その執拗な性格で虚子との確執が生まれ、
疎んじられるうちに精神に障害をきたして亡くなるというストーリー。

ぬいは嫌な性格の女として描かれたため、
遺族からは真実を歪曲していると訴えられたらしい。

句誌の選者、瀬川楓声が来福したおり、
ぬいは吟行に同行して太宰府、観世音寺、都府楼跡にやってくる。

小説の最後、ぬいはある精神病院で亡くなるが、
現実の久女は県立筑紫保養院で亡くなる。
それは五条にある福岡県立精神医療センターなのだ。
posted by 理乃(ニックネーム) at 12:14| 福岡 ☀| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月01日

竈門神社の緋桜

「烟たつ かまどの山の 緋桜は 
香飯(きょうはん)の国の 贈る春風」仙

けむりが立つように匂う竈門の山の緋桜は
天上の世界から贈られてくる春風のよう。

と仙高ウんが歌った竈門神社の緋桜が咲いています。

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ラベル:緋桜 竈門神社
posted by 理乃(ニックネーム) at 18:36| 福岡 ☁| Comment(0) | ●竈門神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

金剛兵衛井戸

金剛兵衛は鎌倉時代から室町時代にかけて宝満山の麓で活躍していた刀鍛冶の一派。
山伏の刀の鍛冶師だったらしいです。

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これは金剛兵衛が使っていたと伝えられる井戸です。
かたわらには地蔵菩薩像がありました。

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これまでいろんな太宰府の文化遺産を探してきたけど、
これは超難関、根性で見つけました(笑)
posted by 理乃(ニックネーム) at 18:34| 福岡 ☁| Comment(0) | ●竈門神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする