2021年01月17日

「天智帝をめぐる七人」@杉本苑子

天智帝をめぐる七人 (文春文庫) - 杉本 苑子
天智帝をめぐる七人 (文春文庫) - 杉本 苑子

あの大作、長屋王事件を描いた「穢土荘厳」の作家、
杉本苑子による「天智帝をめぐる七人」。
古代史の重要人物、中大兄皇子とはどんな人物であったのかを、
周りにいた七人の目を通して浮き彫りにしようとした作品。
その七人とは軽皇子、有間皇子、額田女王、
常陸郎女、鏡女王、中臣鎌足、鵜野皇女。
妖しい少女の造形もうまい。
からだをくねらせて踊る胡人の少女、比留児(ひるこ)。
混迷する古代史の、この時代を生きた人々への興味は尽きない。
posted by 理乃(ニックネーム) at 13:25| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月04日

「天智伝」中西進

天智伝 (中公文庫) - 中西 進
天智伝 (中公文庫) - 中西 進

長く天智天皇に心惹かれてきたという中西進先生。
この本はご自身で最も愛着ある本の一つといいます。
中西先生が天智天皇に惹かれるのは
多弁を弄する卑しさを持たず、
果敢な行動者であったからだそう。
自己弁護を捨てた人間はしばしば誤解をされます。
ゆえに天智天皇は非情な人物という評価があります。
しかし中西先生は批判を承知の上で、
あえてことを行った大きさに惹かれるのだといいます。
果たして天智天皇は非情な人物だったのか?
天智天皇を読み解く手がかりとなる貴重な一冊。
posted by 理乃(ニックネーム) at 11:54| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする