話題沸騰の肉形石(にくがたいし)をご覧になりたい方は20日までの限定展示なのでお早めに。
わたしが最も感動したのはこちら。

青磁の器。
青磁の器って今ではどこにでもあるし、
特に感動したこともなかったのですが、
この器にこんなに魅せられたのはどうしてだろうって思います。
その優美な形、
何より魅せられのは、その奥深い輝きだろうと思われます。
北宋時代、徽宗(きそう)皇帝が慈しんだという青磁。
作ったのは汝窯(じょよう)。
汝窯は北宋の宮廷のためだけ制作したといいます。
約70点しか現存しておらず、この作品はその中でも優れたもの。
てらてらと光ったりしない奥ゆかしい輝き。
焼き物が放つ光沢なのに、こんなに打たれるのはなぜ?
1000年の時を超えても、この作品を作り出した人の魂に触れるからなのでしょうか。

もう一つ感心したのはこちら。
藍地描金粉彩游魚文回転瓶(らんじびょうきんふんさいゆうぎょもんかいてんへい)。
景徳鎮窯 (けいとくちんよう)です。
清の乾隆帝の時代のもの。
上の逆さにしたコップのような部分を回転させると、
下の窓からいろんな金魚が見えます。
なんという技巧でしょう。
※写真は九州国立博物館の提供を受けています。
入り口直後からの渋滞にてんぱった館内の係の誘導も??で「展示順は、気にしないで大丈夫です、奥が空いていますので、そちらからどうぞ・・・。」なんて言いながら後方の者を先へと誘導するものだから、一方通行のはずの人の流れが壊れ、あちこちでよどみが出来て収拾がつかない状況となりました。
お久しぶりです。
わたしは混んでなさそうな日に行ったのですが、
やっぱり混んでるときはそんな状態なんですね。
こう人が多いと誘導の仕方が大事になってきますよね。