2016年03月21日

始皇帝と大兵馬俑展

17日、九博で開催中の「始皇帝と大兵馬俑」展を見てきました。
とおい、とおい時代、中国を初めて統一した秦という国。
その時代がどういう時代だったのか、とてもよく分かる展示でした。

●第一章 秦王朝の軌跡 - 周辺の小国から巨大帝国へ
黄河流域を中心に勢力を誇った西周の属国にすぎなかった秦。
その西周をお手本木にした装飾品が展示されています

●第二章 始皇帝の実像 - 発掘された帝都と陵園
始皇帝が住んでいた咸陽宮殿と、始皇帝陵から出土した下水道管など。
紀元前3世紀に下水管があったのだから、相当なハイテク都市だったのですね。

●第三章 始皇帝が夢見た「永遠の世界」 - 兵馬俑と銅車馬
ケースに収まる展示物を見たあと、
白いカーテンの向こうの第三章の部屋に入ると
度肝を抜かれるのが二つの銅車馬(レプリカ)。

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四頭の馬が引く精緻な銅車馬は実物の二分の一のサイズで作られています。

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とてつもなく大きな始皇帝陵。墳丘に寄り添う地下坑から出土しました。
始皇帝の霊魂を載せた車とその先導役の車ということ。
不老不死を求めてやまなかったという始皇帝は
徐福に蓬莱の国へ行って不老不死の薬を持ち帰るように命じたといいます。
日本各地に徐福伝説が残っています。
さて、銅車馬の部屋を出るとスロープが会場内に設置されていて、
斜めの道を上っていって、視界が開けたところに兵馬俑が置かれている様は圧巻。

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一体一体の兵馬俑の完成度がすごすぎます。
(後ろにずらっと並んでいるのはレプリカ)
これだけのものを8000体も陵墓のために作ったのだから、
秦という国の強大さがいかに恐るべきものだったのかが伺えます。
リアルで精緻な彫刻。
特に将軍俑は傑出しています。

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引き締まった精悍な顔立ちが、戦に明け暮れた厳しい時代を語ります。
圧倒的なスケールを持つ古代中国。
秦の力量ある制作者が作った兵馬俑が、今、太宰府にあります。
毎度のことですが、見なきゃもったいなさすぎです。

会場入口では原泰久氏の「キングダム」
(この時代を舞台にした漫画)新聞が置かれていました。
4面にキングダム一話をまるごと掲載。
初めて読みましたが面白かったです。
機会あればもっと読んでみたいもの。。。

※写真は九州国立博物館の提供です。
posted by 理乃(ニックネーム) at 17:07| 福岡 ☀| Comment(0) | ●九州国立博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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