2016年12月29日

「太宰府と菅公」菊池寛

菊池寛全集 第21巻に収録されている「太宰府と菅公」を読みました。
昭和17年、菊池寛は京都奈良に次いで、
日本史の大舞台の一つとしての太宰府を訪れました。
そして太宰府町長や町の人々に頼まれこの本を書くことになりました。
菊池寛は町長たちに聞きました。
「懐良(かねなが)親王のご遺跡については、何か記念碑でもありますか」
ところが町長たちには懐良親王の名は初耳のようでしたので、
菊池は憤慨しました。
太宰府は天神様だけを町の誇りとしなければならないのかと。
刀伊の賊を撃退した藤原隆家の活躍や、
元寇の役の本営であったことなどを忘れてはいないかと。
日本の三代古都の一つである太宰府を天下に宣伝しないのは
太宰府町民の不覚であると。
この本には太宰府の歴史と菅公の伝記が書かれています。
特に太宰府の歴史の方は、
これまで読んだことがなかったことも書かれていて、興味深いです。
菊池寛に怒られぬよう、もっと太宰府の歴史を学んでいきたいです。
知れば知るほどますます面白くなる。
それが太宰府の歴史です。
※菊池寛全集は太宰府市民図書館で借りられます。
posted by 理乃(ニックネーム) at 23:59| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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