2019年12月05日

「悲歌大伴家持」 田中阿里子

田中阿里子の夫は作家の邦光史郎。
前回の太宰府ブックカフェで紹介するには間に合いませんでした。
やっと読了。
貴重な家持が主人公の一冊。
丹念にその生涯をたどっています。
藤原氏の台頭に反発し、血気逸る同族を押さえ、
なんとか古来からの豪族、大伴家を絶やさないことに腐心した家持。
人生の最後はそのかいもなく、謀反の罪をきせられ、
亡くなったあと、骨になっても息子永主とともに隠岐に流されました。
恩赦を受けたのは没後20年以上経過したのちのこと。
万葉集という最古の歌集を編纂した人もまた
政争に巻き込まれ翻弄された人でした。
その人も少年時代、そして長じても大宰府に滞在していました。
父が大宰府で催した梅花の宴のすべての歌を掲載し、
序までつけたために、今、大宰府は令和の里として脚光を浴びています。
旅人邸跡が人気を呼んでいますが、家持の足跡もまた重要です。

悲歌 大伴家持 (徳間文庫)
悲歌 大伴家持 (徳間文庫)
ラベル:大伴家持
posted by 理乃(ニックネーム) at 21:47| 福岡 ☁| Comment(0) | ★太宰府関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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