2021年08月19日

九博:范道生展

アーティスト范道生(はんどうせい)の仏像は何度でも会いたくなります。
「皇室の名宝」展後期を見に行ったので、今回二度目。
范道生(1635〜1670)は1660年に長崎にやってきた明の仏師。
長崎で福済寺と興福寺の仏像や道教神像を造りました。
1663年には日本黄檗宗開祖・隠元禅師から
宇治の萬福寺招かれて約1年間仏像を造りました。
萬福寺の整備が一段落すると
父の古稀を祝うため広南(ベトナム)に向かいました。
萬福寺の仏像造りを再開するため再び渡航しますが、
滞留が認められず
帰国を命じられるなかで病没したそうです。
享年36歳。
なんという若さ。
独特の才能は失われてしまいました。
迫力を持って迫ってくるその造形・・・。
すごく范道生に会ってみたいです。

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エントランス

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長崎で造られた達磨像。
こんなすてきな達磨像ははじめて。

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十八羅漢坐像羅怙羅尊者
京都・萬福寺
羅怙羅は出家前の釈迦の子ども。
自分の胸を開き、誰でも心の中に仏はいると示しています。

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左:長崎興福寺の韋駄天立像
右:長崎興福寺の関帝倚像

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長崎興福寺の三官大帝倚像

会期は10月10日(日)まで。
文化交流展示室 第11室。
撮影可。
*九博HP参照
posted by Rino(ニックネーム) at 14:54| 福岡 ☁| Comment(0) | ●九州国立博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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