2021年05月06日

国分寺の花たち

聖武天皇が国家鎮護のために建てた国分寺。
コロナはますます猛威を払っていますが、
花たちは元気です。

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ヤマボウシ

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シャリンバイ
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政庁通りでも咲いているチガヤ(ツバナ)の白い穂が
妖精の毛皮の襟巻きのようでかわいいです。

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2020年08月23日

梅花の宴の人形作家 山村延Y氏

昨日、太宰府市役所の山村信榮(のぶひで)氏の
「梅花の宴 人形制作の背景」の講義がありました。
人形を制作したのは山村信榮氏のお父様の山村延Y(のぶあき)氏。
実に興味深いお話でした。

梅花の宴の人形が普通の博多人形と異なる所以がよく分かりました。
池袋モンパルナスの熱い灯が燃えていた東京で
少年期を過ごした延Y氏は戦後、博多に戻り博多人形師に入門。
独立後は彫刻家、安永良徳氏に指示。
そのため、クラフトとアートの両方に立ち位置を持つ作風が生まれました。
そういう目で梅花の宴の人形を見ると、
シンプルな絵付けに動きのある造形が見えてきます。

文化ふれあい館にある国分寺の七重塔のレプリカにある人形も延Y氏のもの。

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三体の人形を観察すると、物語があるようです。

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官人の見守る中、国分寺の偉い僧侶に別の僧侶が届け物をしているのでしょうか。

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瞠目すべきは届けるというアクションの僧の動き。

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小さい人形なのに、衣を翻し、
届けるという行為の一瞬を見事に切り取っています。
受け取る僧侶の威厳、官人のいかめしい表情。

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改めて山村延Y氏という人形作家の力量を感じました。
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2020年05月21日

ヘラオオバコ

国分寺七重塔跡で咲いているヘラオオバコは
すっとまっすぐに伸びた茎が印象的です。

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葉っぱがへらのような形なのでヘラオオバコ。
花穂の花は下から上へ次々に咲いていきます。

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これも外来種。

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環境省指定の要注意外来生物に指定されています。

*ウィキペディア参照
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2020年05月04日

国分寺七重塔跡とクローバー

国分寺七重塔跡にクローバーがいっぱいです。

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クローバー越しの四王寺山の三角山。

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2020年04月12日

国分寺の野草たち

花咲き乱れる四月。
コロナ禍で大変な中、
健気に咲く野草たちが癒やしてくれます。

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マツバウンラン。
国分寺の七重塔跡の基壇上で咲いています。
背景は四王寺山と毘沙門堂。

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ものすごーく、ちっちゃい花。
キュウリi草。
国分寺の七重塔跡の基壇下で咲いています。
らぶりーすぎ。
小人の花束になりそう。
見つけてみてください。
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2020年04月09日

国分寺の花たち

皐月のシーズン。
国分寺の皐月はよく手入れされていて、きれいです。

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2020年02月10日

聖武帝勅建筑前国分寺碑

国分寺にある聖武帝勅建筑前国分寺碑は1928(昭和3)年に建てられています。

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表は黒田長成の書。
背面の撰は中島利一郎。

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この方は国分の出身で、宮内省で明治天皇紀の編纂にあたった方。
東京世田谷区の自宅を訪れていたのが松本清張といいます。
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2017年07月03日

国分ぷちガイドE毘沙門堂

今回の国分案内の最後です。
毘沙門堂は去年12月に全焼しました。

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これが以前の毘沙門堂です。

中はこうでした。

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毘沙門天が祀られていました。

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ところが昨年12月、全焼しました。

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けれど翌年2カ月立たないうちに再建されました。

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しかも中はグレードアプ。
床には石が貼られています。

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毘沙門天像は火災でひび割れ、修復に出されていました。
そして今回初めて戻ってきたお姿を拝見。

絶句!

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痛々しいお姿。
人間でもそうですが、火傷の跡は消えるものではありません。
ひび割れの跡も多数。
以前のお顔と比較すると、
どうもこわばっているように見えて仕方がありませんでした。
ラベル:国分寺 毘沙門堂
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2017年07月01日

国分ぷちガイドC 国分寺〜寺号額

国分寺の寺号「国分密寺」が書かれている額は
なんと水城跡から出土した木樋です。

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664年に築かれた水城の木樋をすぐそばで見られる貴重な場所です。
国分寺にみえたら寺号額も忘れずご確認くださいね。
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2017年06月30日

国分ぷちガイドB国分寺〜明治二十四年 本堂再建時之圖

国分寺本堂内に飾られている明治二十四年の本堂再建時之圖です。

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ガラスが入っているので反射してこの角度しか撮れませんでした。
時代と共に変化していく国分寺ですが、
明治時代も今とは違います。
七重塔の礎石の脇に大師堂がありました。
ラベル:国分寺
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2017年06月28日

国分ぷちガイド@国分寺〜薬師如来坐像

本日は夕方のわずかな時間、
遠方から見えている『麗し太宰府』の読者の方をご案内しました。
今回は国分寺にお連れしました。
もう閉まっていたお寺でしたが、
頼んでみると中へ入れてくれました。

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大好きなご本尊の薬師如来坐像です。
このふくよかで穏やかで素朴な仏像が大好きです。
唇の造形も上品ですばらしい。
頭の飾りの右の赤い玉は日光菩薩、白い玉は月光菩薩を現し、
薬師三尊というのだそうです。
からだを治してくださる薬師如来さまです。
前に座って拝むように勧められたので、
お祈りもしてきました。
立派な丈六仏で重要文化財です。
立派な丈六仏で重要文化財です。
火災になったときのために、以前は後ろの壁が開くようになっていたとのこと。
今は防火扉があるので閉ざされています。
国分寺は創建当時、20人の僧侶を置くように定められていました。
それはこの重たいご本尊を運び出すのに20人必要だからとのこと、
との解説は今回初めて耳にしました。
まだご覧になったことがない方は、
ぜひこの薬師如来さまを見ていただきたいと思います。
posted by Rino(ニックネーム) at 21:36| 福岡 ☁| Comment(0) | ●国分寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月28日

国分松本遺跡発掘調査現地説明会

新しい道路を作るために発掘された国分松本遺跡。
そばを通るときに、何か出ているよねと思っていたましたが説明会があると聞いて行ってみました。

場所は国分尼寺跡と国分寺跡の中間地点。

今回見つかったのは掘建柱建物1と2と3。
1のあとで2が建てられています。
これらは国分尼寺に関わる建物だったと推測されています。

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3つ見つかった井戸の中で一番大きなもの。

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木枠は水を含んでいるよう。
美しい瓦も埋まっています。

この遺跡から出土した花寺という文字が記載された器は注目を集めたばかり。
本物が目の前にあります。

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花の時期に発見された器。。。
国分尼寺は10人も尼僧がいたと言われるので
僧ばかりの国分寺に比べると華やいでいたのでしょうか。

これは石帯。
蛇紋岩製のベルトの飾り。

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そして未だに金箔が輝いている数珠。

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奈良時代から平安時代にここにあった建物。
美しい尼僧たちが出入りしていたのでしょう。
そしてあるとき、一人の尼僧の数珠の紐が切れて
大切な金箔の数珠を失くしてしまった。
探してもどうしても見つからなかった。
がっかりして振り返りながら尼寺へ戻って行った、
なんていう空想をしてしまった
花の季節の朝でした。

★遺物の一部は4月1日〜10日まで文化ふれあい館で展示するそうです。


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2014年06月06日

ここはどこ?

さあ、ここはどこでしょう?

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国分寺ですね。
国分寺はいつ誰がどうして建てたの?

国分寺が建てられたのは天平13年(741)のこと。
建てたのは聖武天皇。
仏教に守られた平和な国を作ろうとの願いから、
まず奈良に東大寺。そして諸国には国分寺・国分尼寺を建設したのです。

太宰府の国分寺は九州各国の国分寺の中心でした。

現在の国分寺は金堂跡の上に立っています。
裏手に回るとこの写真の講堂跡があり、広々としています。
posted by Rino(ニックネーム) at 17:19| 福岡 ☁| Comment(0) | ●国分寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

国分寺本堂の欄間の美女たち

年末に訪れた国分寺の本堂。
重要文化財の御本尊、薬師如来は先にご紹介したばかり。

その本堂の欄間には2体の龍などが彫られています。
その龍よりも気になるのが琵琶と笛を奏でる美女たち。
たおやかで、
なまめかしくもある美女たちです。

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くねらせたからだのその線、波打つ衣の襞…。
うつくしく上品な顔立ち。小さなくちびる。
そして…その浮遊感がいいのです。

どういう方が彫られたのか気になります。


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2012年01月04日

国分寺の薬師如来

国分寺の御本尊、薬師如来は重要文化財に指定されています。

この薬師如来は奈良時代に行基によって作られたと言い伝えられています。
真偽のほどはどうであれ、
この薬師如来様はふくよかで柔和なお顔をされています。

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左手に薬が入っている器を持ち、
右手は印を結んでいます。

薬師如来はすべての人が病から逃れ、
精神的にも楽しい暮らしができるよう、十二の誓願を立てられました。
そのため病気の治癒を願う仏様として信仰されています。
 ※参考/説明書き

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2011年05月06日

クローバーの丘

国分寺の五重塔跡がクローバーに覆われています。

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撮影は昨日。5月5日。

少し前、ここで女の子たちがクローバーを摘んでいました。
昨日、行ったスーパーでは
頭にクローバーの花輪を飾っている女の子を見かけました。

わたしもかつて、そうやって首飾りを作ったなぁ。
春の日の女の子の、かわいい遊び。クローバー摘み。
ここでは、それができますよ(^_−)−☆

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2011年04月27日

国分寺のつつじ

国分寺のつつじもきれいに咲いています。

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ここの松の刈り方、丸っこくて好きです。

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政庁通りと観世音寺のつつじの見ごろはこれからです。
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2007年09月10日

国分寺と七重塔

遺跡が多い太宰府。
リピーターぐらいしか行かないと思いますが、
国分寺も緑が多く安らぐ遺跡スポットです。

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できたのは奈良時代。
聖武(しょうむ)天皇が全国に国分寺・国分尼寺を建てた、その一つ。
礎石が残る塔跡と講堂跡が見られます。
今のお堂は金堂跡に建てられた真言宗の本堂です。
平安時代後期の作と云伝えられる薬師如来座像(重要文化財)がありますが、頼めば見せてもらえるかも。
本堂前の道の真ん中に立つのは八角燈籠。
奈良の東大寺大仏殿の前にある銅製八角燈籠をモデルに制作されたもの。
重厚な感じが古都らしくいいです。


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現在の本堂右側にある七重塔基壇跡

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七重塔は10分の1のサイズに復元されています。
国分寺の先の文化ふれあい館で見ることができます。



ラベル:国分寺
posted by Rino(ニックネーム) at 23:15| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | ●国分寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする