
平成15年に通古賀区が発行したもの。
内容は
一 通古賀のむかしといま
二 通古賀の農業
三 王城神社と榎社
四 土地に刻まれた歴史と伝説
五 むかしの行事
一地区が発行した手が込んだ立派な風土記です。
さずがに古い時代のものがたくさん残っている地です。
特に興味があるのは三と四の東連寺と田中の森。
では、この冊子を参考に王城神社の由緒を記します。
「神武天皇が日向国をたち、筑紫の地の山に城を築き、
行在所(天皇の仮宮)を建て、田中熊別(くまわけ)に警護を命じた。
山の嶺に武甕槌命(たけみかづちのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀り、
東夷(東国)を平定しようと祈った。
そののち天智天皇四(665)年に大野城が築かれたとき、
山上に群集が参詣のために登ってくるのを避けるため、
事代主命を国衙庄(通古賀の扇屋敷)に移した。
王城山の神なので王城大明神と崇めた。」