この一角に安倍晴明が開いたと言われる井戸が残っています。
都府楼跡から南へ下るとまず榎社に出ます。
ここはかつて菅原道真が謫居していた場所。
そこから西鉄の線路と反対側に進むと道真公の息子、
隈麿公のお墓があります。
さらに進むと左手に上がる坂があるので上ります。
そうすると鹿島神社の森が見えます。
坂を再び下った右手にその井戸、
晴明の井はあります。
どんな日照りの日でも涸れなかったそう。
出産時にこの水を使うと安産になるとも言われていました。
祠の中の三角形の板状の石が水を守る神様を表しているそうです。

さて、ここには太宰府一の榎があります。
樹高13.8メートル。幹周り3.5メートル。
天然記念物です。


三本のコンクリート製の柱が支えています。

ちょうどよいベンチが。。。

ここに寝そべって
榎の新緑に包まれます。
いったい何年生きているのでしょう。
素晴らしいです。

なんとか守ろうとされている樹木。。。

支えられて生きているのに、この生命力。。。
葉ずれのどこかで晴明が笑っているような。。。