
「府学校」と呼ばれた官人養成機関の跡です。
ここで西海道諸国の郡司の子弟が学んだ学び舎。
大宰権帥大江匡房(1101年:神幸式を始める)は
吉備真備が唐から持ち帰った孔子の肖像画が安置されていた記しています。
府学校では「学生」「医生」「算生」200人以上が学んでいました。
「学生」は官吏として必要な『論語』『孝経』など儒教の基本文献など学び、
「医生」は薬や医療のことを学び、
「算生」は算術を学び、計算や測量などの技術系官人となりました。
ここから出てきた古代タイル塼の模様はとても美しいもの。


学生たちは意匠を凝らした学び舎で勉学に励んでいたのですね。
塼はレプリカが作られ、
太宰府天満宮参道や歴史の散歩道に置かれていますが、
本物の繊細には及びません。

*日本遺産太宰府HP参考