2008年08月17日

国分瓦窯跡

国分の文化ふれあい館の先に
国分瓦窯跡があります。
これは太宰府を代表する瓦窯跡です。

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この遺跡は古代の瓦を焼いた窯跡です。
窯はこの池の縁に9基以上あったといいます。
そのうちの2基は調査されましたが、
水の浸食から守るために埋め戻されているので、
今は見ることはできません。

窯の構造は壁と天井を日干しレンガで組み上げたアーチ状。
床は燃料を燃やす燃焼部と
製品を焼く焼成部の境に段があり、
燃焼部の床は奥に行くほど高くなっています。

窯の周辺では
奈良時代から平安時代にかけての老司式軒先丸瓦や
縄目や格子模様のタタキを施した平瓦が出土しています。
この場所で長い間、瓦が焼かれていたものと思われます。

ここで焼かれた瓦は国分寺をはじめ、
大宰府政庁や観世音寺周辺で使われたと見られ、
大宰府の要請で中央から瓦作りの職人が派遣されたと推定されています。
                       ※参考 説明書き

kawaragamaato3.jpg

わたしは訪れる人も極めて少ない、
新池を前にしたこの静かな風景が昔から大好きで、
一人できては眺めているのです。


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posted by Rino(ニックネーム) at 21:52| 福岡 ☁| Comment(4) | ●国分瓦窯跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする