思いのほか奥深い場所で
その7まで引っ張ってしまいました。
これがラストです。
石穴神社はその地形に特徴があります。
石が転がる谷の先にあるのです。
かつて、この谷には水が流れていたといいます。

このように地形はえぐれています。
下から階段を上ってくると、
谷が右手に見えます。

そして、崖から突き出ているこの突起物に気がつきます。



真上から見ると…。

石碑があり、
「お火焚きを囲みて一重二重の輪」と刻まれています。
石穴神社では毎年11月23日に秋季大祭があります。
そこでお火焚き神事が行われます。
一年間守っていただいたお札などを焚き上げるということ。
このお火焚きの煙に当たると、
一年間、無病息災で過ごせるとされています。
突起物はお火焚きと関係があるのでしょうか??
谷を流れる水と
大きな岩。
そして焚かれる炎…。
自然を畏怖し敬った古代の人々の記憶が呼び起こされる。
この場所に立つと
そんな思いにとらわれるのです。