2010年05月01日

陣ノ尾1号墳

今日は太宰府では数少ない古墳を紹介します。
それは国分の横穴式石室がある陣ノ尾古墳。

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これは古墳時代後期(6世紀後半〜7世紀)のもの。
山の斜面を平坦に削り、石を積み上げ、天井に平石をのせて、
石室を作っています。
出入りできるように羨道があり、
奥に遺体を葬る前室と奥室があります。
前室と奥室には小石が敷き詰められています。
羨道と前室のあいだには石を積み上げて入り口を塞ぎます。
死者が出るたびに積み上げた石を取り除いて追葬しました。

この古墳からは金のイヤリング(耳環)、鉄のやじり(鉄鏃)、
須恵器の器(坏蓋・身、高坏)などが発見されています。
聖徳太子が生きていた時代の古墳。
金のイヤリングを持っていた、この葬られた人物は
どうのような人だったのでしょう。。。

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(※クリックすると大きくなります)

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このあたりは昔、陣ノ尾という地名でした。

posted by Rino(ニックネーム) at 18:30| 福岡 ☀| Comment(0) | ●陣ノ尾1号墳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする