
巨海に出んと欲す
純友物三作目は金重明(キムチュンミョン)の「巨海に出んと欲す」。
貴族が私利私欲に走り、下々を圧迫していた10世紀。
自由な海の民の世界を夢見る純友は海賊たちを先導し、
遊女や傀儡(くぐつ)、青い瞳の外国人などを東国に放ち、
平将門が乱を起こすように図ります。
うまくいくように見えた作戦は将門と純友のあっけない死により幕をおろします。
美しい海賊の女頭と青い瞳の男の実らぬ恋。
異国との貿易の富を独り占めしていた大宰府を焼き尽くした炎。
巨海に自由に出ようとした純友の熱い思い。
権力に立ち向かうその姿はかっこいい。



